定款改定案 年内に
初の団体会員(民団韓食ネット)を承認
韓商連(洪采植会長)は5日、東京・港区の韓国中央会館で第52期第1回全国会長団会議を開き、定款検証委員会(仮称)を設置するとともに、初の団体会員として民団韓食ネット協議会の加入を承認した。
会議には、定数36人中29人(委任状7含)が出席した。まず、奈良韓商の臨時総会で新しく選出された李徳秀会長が紹介された。
洪会長は「昨年度に続いて今年も、休会中である地方韓商の速やかな再建を促進していく」と述べ、現在3件の裁判が進行中の一般社団法人については、「社団の総会参加者に対して民団中央本部が処分を行う方針を示しており、彼らはますます孤立していくだろう。裁判は早くても年末までかかりそうだが、強い覚悟で臨んでいく」と決意を示した。
民団中央本部の林三鎬副団長は「朴槿恵大統領は『国民の大統合』を掲げ、新任の李丙大使は『在日の大統合』を強調している。韓半島の統一を視野に入れた政策だ。実現するうえで経済的貢献が最も必要になる。民団と一体になり、韓商連の中興を築いていこう」と激励した。
議案審議では、定款検証委員会を設置することが承認された。執行部および地方の会長・実務者らで構成される。同委員会が作成する改定案を10月の第2回全国会長団会議で提示し、それをたたき台に各地方韓商で検討する。
定款について意見を収斂した改定案を12月の第3回全国会長団会議で確定し、来年1〜2月に開催される民団中央執行委員会および中央委員会に提出して承認を受けた後、来春の定期総会で最終決議される。
一方、民団韓食ネット協議会の団体会員としての加入決議が4月の定期総会で確認されたのを受け、同協議会の加入が正式に承認された。団体会員の加入は初めて。同協議会には、理事1人および代議員2人が配定される。
また、収益事業の一環として、保険会社との団体契約を推進していくことにした。全国に先駆けて締結した千葉韓商の宋栄奉会長は、「新規に契約するのではなく、すでに契約済みの保険を活用するだけのこと。簡単な手続きにより、韓商の活動資金になるので、多くの人に協力してほしい」と呼びかけた。
また、10月29〜31日に光州市で開催される第12回世界韓商大会に多くの会員らが参加することが確認された。併せて、第2回全国会長団会議も行われる。
会議終了後、76年モントリオール五輪女子バレーボールの金メダリスト・白井貴子さんが「金メダルへの道」をテーマに講演した。「180㌢の身長が私の人生を変えた。両親に感謝している」と語り、約50人が耳を傾けた。
(2013.7.17 民団新聞)