掲載日 : [2017-06-14] 照会数 : 7865
在日同胞の母国貢献に感謝…丁国会議長が民団幹部らと懇談
韓日改善にも役割重要
韓国の丁世均国会議長は7日、東京都内のホテルで呉公太中央団長をはじめとする民団幹部や韓人会など在日同胞団体と駐日企業幹部らと懇談した。
丁議長は「昨年、ヘイトスピーチ対策法の施行など民団のリーダーシップは素晴らしい」としながら、「在日同胞は日本社会で多くの努力と団結で苦難を克服しながら現在の地位を築いてきた。韓国戦争への志願参戦や母国への貢献に大きな力となってきた。国民をはじめ政治家たちも感謝している」と在日同胞の母国愛を称えた。
「政府も在日同胞の力になろうと努力しているところだ。とくに、この5年間、韓日関係があまりにも悪化し、みなさんの生活を直撃していることも知っている。お詫びしたい気持ちだ」とした上で、「新政府発足というタイミングが関係改善への機会になると思う。政府間だけでなく民間外交が重要。民団はつねにその役割を担ってきたし、今後も活発な交流を期待している」と強調した。
呉団長は「昨年、ヘイトスピーチ対策法が施行されたが、まだまだ不足点が多い」と、根絶に向けた実質法制定へ韓国政府の後方支援を求めた。
丁議長は大島理森衆院議長の招待を受けて7日に来日し、安倍晋三首相や大島議長、伊達忠一参院議長らとそれぞれ会談した。
(2017.6.14 民団新聞)