掲載日 : [2017-06-14] 照会数 : 7518
<顕忠日追念式>平和守護へ結束強化…北の核・ミサイル糾弾
[ 呉公太団長の追念辞を聞きながら在日学徒義勇軍の母国愛に思いをはせる参加者ら ]
第62回顕忠日追念式が6日、韓国中央会館(東京・港区)で営まれ、在日学徒義勇軍同志会の朴鳳会長ら、戦没者遺家族と東京を中心とした民団や婦人会幹部ら約180人が参列した。式典に先立ち、在日学徒義勇軍として犠牲になった135人を慰霊する民団中央会館前の「忠魂碑」に呉公太団長と李俊揆駐日大使が代表献花をした。
北韓の不意打ちで始まった6・25韓国戦争(1950年〜53年)時、在日学徒義勇軍をはじめ、祖国を守るために犠牲になった英霊を追悼する追念式で、呉団長は献花した後、追念辞で「わが国を守る一心で自らの意思で出征した在日学徒義勇軍らのおかげで、今日の韓国の自由・民主・平和がある。北韓は今も核やミサイルで世界平和に脅威を与えているが、私たちは義勇軍の先輩らの遺志を継承し、二度と戦争が起きないように国際社会との連帯を強化しよう」と訴えた。
李大使は「私たちは今日、韓国を守るために闘った642人の在日学徒義勇軍の愛国・愛族精神を称えるために集まった。彼らの犠牲的精神に感謝する。民団は、在日同胞の若い世代が韓国人として堂々と生きてゆける民族の主体性を堅持させるとともに、在日社会の統合のために努力してほしい」と期待を込めた。
駐日大使館の金基浩国防武官や李讃範総領事、民団東京本部の金秀吉団長をはじめ、参列者一同が献花し、式典は厳かに終わった。
(2017.6.14 民団新聞)