掲載日 : [2017-09-13] 照会数 : 6883
<学生会>在日の連帯さらに…KSJでネット拡大
[ 4日間にわたって交流を深めあった全国の同胞学生たち ]
【愛知】在日韓国学生会(余幸輝会長代行)のKSJ(在日韓国大学生ジャンボリー)が7日までの4日間、愛知県知多半島の美浜で開かれ、全国の同胞学生52人が学習会やレクリェーションを通じて連帯を深めた。
開会式で余会長代行は「全国同胞学生のネットワークを広げる場でもあり、みんなで語り合い、汗を流し、連帯を深めよう」と呼びかけた。
民団中央本部の權清志企画調整室長は「みなさんが在日同胞社会の後継者であり同胞学生のネットワークをさらに広げてほしい。その中心的役割を果たすのが学生会であり、このKSJを単なる連帯だけに終わらせる事なく学生たちの情熱を発揮し、多くを学んで吸収してほしい」と激励した。
2日目は、学生会初代会長の鄭冨相さんを招いて特別講演。鄭さんは36年前の学生時代の経験談を交えながら「当時、なぜ韓国学生会が必要だったのか」についてを語った。
結成に至っては1,同胞学生に共通する問題を解決2,参加学生が民族的矜持を培養し同胞社会を主体的に開拓していく姿勢を確立3,孤立・分散する同胞学生との連帯および親睦を図る4,勉学に努め、学習した知識・技術で同胞社会を牽引の4点を目標に掲げたことなどを説明しながら、「時代の移り変わりに適応していく必要はあるが、学生たちはつねに進取の精神が大切」と呼びかけた。
また、在日3世のサッカー選手、李忠成を追ったドキュメンタリー「必ずヒーローになってやる」を鑑賞した後、「在日」のアイデンティティについてを班別でディスカッションした。
(2017.9.13 民団新聞)