掲載日 : [2017-10-11] 照会数 : 7867
<民団島根>花開く多文化共生事業…「10月マダン」に800人
[ 出演者と観客が一体となった会場のくにびきメッセ ]
【島根】民団島根本部(金吾男団長)は1日、松江市の県立産業交流会館くにびきメッセ多目的ホールで「10月のマダン」を開催。同胞と市民800人余りを迎え、一連の多文化共生交流事業の成果を発表した。
オープニングセレモニー公演は地元で活動する「山陰サムルノリチーム」が飾った。引き続き、同本部の講座「習ってみよう、韓国の伝統舞踊」を履修中の受講生が発表し、中国の伝統楽器「二胡」の演奏もあった。東京からはよさこいアリランを踊るチーム「はなこりあ」が駆けつけ、元気に舞い踊った。
第2部では日本を主な拠点として活躍中のK‐POPグループ「H5」が締めくくった。会場には韓紙工芸、韓服試着、伝統茶の各体験コーナーを設け、来場者に好評だった。韓国屋台村や物産の販売コーナーも終日にぎわった。
初めて参加したというある来場者は、「こんなに素晴らしいものだとは思いませんでした。身近に韓国の文化に触れてとてもよかった」と喜んでいた。同本部の丘英仁事務局長は「民族や国籍を超え、互いの文化を理解しあえる社会に向かって一歩を踏み出せることができたのではないか」と語った。
同本部の多文化共生交流事業は今年で14年目。地域に深く、広く浸透しつつある。県と松江市、駐広島総領事館の関係者が祝辞を述べた。
(2017.10.11 民団新聞)