掲載日 : [2017-10-11] 照会数 : 7285
<民団西東京>ハンセン病施設慰問…カラオケで交流会
[ マイクを握ってウリノレを熱唱する同胞入所者 ]
【西東京】民団西東京本部(全實団長)は秋夕の4日、東京・東村山市の国立療養所多磨全生園で余生を過ごす同胞ハンセン病回復者を慰問した。同本部の慰問は30年以上欠かさず続いている。双方ともすっかり顔なじみだ。同行した婦人会西東京本部(鄭照子会長)の役員は「1年ぶりにまた、お会いできました」と入所者を抱きしめ、入所者もこれに応えた。
今年に入って同胞入所者4人が亡くなったという。出迎えに現れたのは10人足らずだった。全団長が「明日に向かって前向きに生きていけるように」と激励。同胞互助会の代表は「来てくださるだけでうれしい。お土産まで準備してもらって涙が出る」と感謝の言葉を述べた。
カラオケ交流会では婦人会が同本部のテーマソング「ノレカラッチャチャチャ」などを元気に歌い踊った。負けじと入所者もウリノレで応えた。
(2017.10.11 民団新聞)