掲載日 : [2017-10-11] 照会数 : 7421
福岡で集中戸別訪問…全国から応援態勢
[ 出発を前に福岡本部前で奮闘を誓う活動者たち(9日) ] [ 民団の広報物を説明する戸別訪問メンバー ]
県内2000世帯
【福岡】民団中央本部は7日から15日までの9日間、福岡県全域の団員宅を対象に、2017集中戸別訪問活動を行っている。15年の愛媛、16年の静岡県に続く3回目の活動だ。
同胞との接点こそ原点
地域に居住する全ての同胞との接点を大切にし、戸別訪問を組織の日常活動にしながら、本部と支部幹部の資質向上を図るのが狙い。また、東日本大震災のような自然災害が起きた時に、団員の安否確認や救援物資の支給、韓国政府や民団からの義捐金の伝達などが即時対応できるように、民団と団員間の携帯電話やLINEなどの緊急連絡網を整備する必要も視野に入れた。
中央本部組織局と福岡県本部を中心に、愛知、京都、広島、山口、長崎、佐賀、大分、熊本の地方本部の実務者のほか青年会幹部と駐福岡韓国総領事館の領事らが毎日団員宅を訪問している。
県内の韓国籍者は約2000世帯。7日に組織活性化会議で体制を固め中央本部の林三鎬副団長の指揮で戸別訪問ガイダンスが行われた。8日から訪問活動がスタートした。10台の車に31人が分乗し、合わせて137世帯を訪問した。9日は8台に26人が乗り、90世帯を訪問して27世帯と面談ができた。「民団から来た」と聞くと用件も聞かずに門前払いする同胞宅もあったが、「同胞との交流も少ないので、わざわざ訪ねてくれてありがたい。一緒に食事もしたいくらいだ。高齢で先は長くないが、遺産は同胞社会に還元したい」と語る同胞もいた。
(2017.10.11 民団新聞)