掲載日 : [2008-02-20] 照会数 : 5978
<民団群馬>徴用韓国人を慰霊 金龍寺
心に刻む受難の歴史
【群馬】第2次大戦中、群馬県内の旧中島飛行機太田製作所に徴用され、作業中に米軍による空襲の犠牲となった同胞11人をしのぶ慰霊祭が、民団群馬県本部(呉永仙団長)の役員出席のもと10日、太田市金山町の金龍寺で行われた。
73年、同寺に慰霊碑を建立した際には、民団太田支部と総連東毛支部が当時の太田市長とともに発起人に名前を連ね、毎年の慰霊祭も共同で行ってきたが、ここ数年は民団だけの単独行事となっている。
お墓の手入れをしながらある民団関係者は「過去の歴史が風化して、記憶の中に埋没していくようで、寂しい気がする。群馬民団としては、ささやかであっても慰霊事業を継続していきたい」と語っていた。
(2008.2.20 民団新聞)