掲載日 : [2008-04-02] 照会数 : 5866
住民との距離縮まる 「岐阜韓国民団フォーラム」1年
韓国のことなら民団に聞く
【岐阜】韓国の文化や歴史を住民とともに肩を並べ、共に学ぶ場「岐阜韓国民団フォーラム」が3月で発足から満1周年が経過した。この間、民団岐阜が開催したフォーラムは4回で、合わせて約1000人が韓国会館に足を運んだ。地域に開かれた民団を住民に印象づけた点で、民団会館有効活用のモデルケースの一つといえよう。
フォーラム参加者の住民に聞くと、「初めて民団会館に入った」という声が圧倒的だった。中には「なにをするところなのか、分からなかった」という住民すらいた。しかし、フォーラムを重ねるごとに民団との距離感は確実に縮まっていった。
昨年1月に開催した第1回フォーラム「朝鮮半島情勢と6カ国協議の今後の行方」(講師、姜尚中東大大学院教授)には350人が参加した。その後も韓国料理、韓国舞踊・楽器演奏、映画上映と回を重ねていくうち、「岐阜韓国人会館に行けば、韓国のことについていろいろとわかる」といった評価が定着していった。
呉同本部団長は「お互い心を開き、ガラス張りのような中がのぞける会館として、これからも住民たちとの韓日交流拡大に力を注いでいきたい」と話している。
(2008.4.2 民団新聞)