掲載日 : [2008-05-14] 照会数 : 6180
奨学金支給3億ウォンに 「宝城秋信奨学会」
在日同胞が郷里に設立 今年で6年目
在日同胞が生まれ故郷の全羅南道宝城郡に設立した「宝城秋信奨学会」(金玉男会長、東京・葛飾区在住)が今春、郡内在住の小・中・高校生255人に総額8580万ウォンの奨学金を手渡した。これは同奨学会としては人数、金額とも過去最高だった。これで03年から通算6回にわたった支給総額は計3億3525万ウォンに達した。
4月14日、宝城南初等学校体育館で行われた今年度伝達式には関係者500人余りが出席、同奨学会への関心の高さを示していた。今年は高齢の金会長(93)に代わって子息の信鍾氏(53)が一人ひとりに奨学金を手渡した。
金さんは50年余り前、在日宝城宗親会を設立。同郷有志の協力を得て郷里の電気設備を整備し、図書館や老人会館の新築などに6300万ウォン余りを伝達した。メンバーの高齢化ですでに宗親会は解散したが、02年には個人の私財2億ウォンを投じて念願だった奨学会を設立した。
(2008.5.14 民団新聞)