掲載日 : [2008-05-28] 照会数 : 10590
民団大阪韓日親善交流マダン 在日理解へ文化交流

ミニ運動会で一緒に汗も
【大阪】民団が韓日文化交流というソフトなスタイルで日本人住民に地方参政権付与への理解を求めたのは、大阪本部が主催した18日の「韓日親善交流マダン」が初めて。会場となった大阪城公園では、同胞と市民が、ステージで熱唱する韓流スターに共に声援を送り、肩を並べて出店の焼き肉をほおばっていた。ミニ運動会でも一緒になって汗を流した。
参政権の必要性訴え
民団大阪の「マダン」は昨年11月、金剛学園で開催した同本部の創団60周年まつり以来のこと。今回は日本の各種友好団体にも参加を呼びかけて実現した。
ステージにNHK地上波でも放映された「美しき日々」の主題歌を歌ったスター、Zeroが登場すると、舞台の前に大きな人垣ができた。このほか、伝統的な歌と民謡が続いた。また、「大池中学校PTAおやじバンド」は「イムジンガン」などを演奏し、「チョワヨ」と盛んな歓声を浴びた。
買い物競争などのミニ運動会では大勢の参加者に用意していた景品が足りなくなるほど。景品の当たる抽選会も好評だった。民団大阪の金秀事務局長は「永住外国人に地方参政権がないのはおかしいと訴えるにも、いろいろな手段・方法があっていい。今回は韓日の文化交流という形で分かりやすく発信できたのではないか。運動の選択肢の一つとして、全国に広がることを期待している」と話している。
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課題の共有へ手応え 参加者の声
朴鐘烈さん(70)=民団平野住吉支部副議長=は「参政権付与問題を日本の人たちに知ってもらうためにも、こうした催しを毎年、繰り返しやっていくべきだ」と語った。
白頭学院建国PTA連合会長の任教惠さん(49)も「日本人の皆さんに自分たちの問題として考えてもらうためのいい機会になる」と賛同した。
浪速区から参加した韓成勲さん(22)は昨年11月、日比谷野音での東京集会にも参加した一人。「大阪は東京以上の規模になった」と誇らしげ。八尾支部の朴清支団長も「こんなに人が集まるなんてすごい。継続していかなければ」と自らに言い聞かせるようだった。
鄭定一さん(50)=堺支部議長=は「民団主催の成人式に参加して、同胞の仲間の存在に感激した時のことを思い出した。こうしたイベントがきっかけで民団に関心を持つ人たちも出てくるだろう」と期待していた。
天王寺区から参加した直塚大地さん(37)は昨年秋のマダンにも参加したという。「日本人が違いを認め合うことが共生につながっていきます」と語った。
日本共産党大阪府委員会の大石喜美恵さんは「きょうの集会は胸にびんびんと響きました。社会保障もないなかから立ち上がってきた皆さんに涙が出ました。地方参政権付与は日本の民主主義を語るうえでまず第一に取り組むべきこと」と語気を強めた。
(2008.5.28 民団新聞)