掲載日 : [2008-06-11] 照会数 : 7064
女性支団長頑張る 民団神奈川・湘西支部 白海秦さん
[ 支部に入る白さん
]
「移動民団」取り入れ安定した団費収入
「ファミリー」をモットーに
湘南西部支部の団員たちは白海秦さん(51)を「私らの顔」と誇らしげに呼ぶ。神奈川では初となる女性の支団長だ。複数の支団長候補者の中から選ばれた背景には、事務部長時代から日常的に実践してきた戸別訪問の実績が大きいようだ。
白さんは94年から湘西支部に勤務。00年に事務部長に就任するや、これまで以上に取り組んだのが管内の4市10町に点在する190世帯の団員宅を回って「ファミリー」な関係を築くことだった。訪問先ではなにをしてあげれば喜ばれるのか「空気」を読むという。
戸籍業務やパスポートの作成事務が必要とあればその場で請け負う。体が不自由であったり、多忙で支部に来られないとなれば持参する。かつて民団神奈川が取り組んだ「移動民団」スタイルだ。たとえ、団費収金が目的の訪問であっても、あえてもらわずに帰るときもある。親しくなろうと思えば「作戦」も必要なのだ。手みやげにと、庭先のサンチュをひと包み持参して「心の交流」を図ることも。
「ファミリーになると進んで悩みも打ち明けてくれる。ただし、いちばんできない相談は縁談。接点を作ることはできても、これだけは思いどおりにはいかなかった」と白さんは笑う。民団神奈川県本部によれば、湘西支部の団費収入額は他の大手支部より少ないが、収金率そのものはピカイチで、いちばん安定しているという。
略歴
慶南晋州市で出生。80年、晋州女子大学卒業。慶南女子商業高等学校で5年間、国語教師を務める。85年、結婚を機に来日した。学校や公民館の韓国語講座も担う。
(2008.6.11 民団新聞)