掲載日 : [2008-06-16] 照会数 : 7642
<岩手・宮城地震>山形同胞の夫が土砂崩れで死亡
<岩手・宮城地震>山形同胞の配偶者が死亡
【山形】最大で震度6強の激しい揺れを引き起こした「岩手・宮城内陸地震」で金鎮姫さん(50)の夫・五十嵐正巳さん(54・土木会社「門脇特殊工業」社員)=山形県最上郡鮭川村大字庭月2496−6=が死亡していたことが15日、明らかになった。五十嵐さんは宮城県栗原市の工事現場で作業していたところを土砂崩れに巻き込まれた。
金さんは90年1月、韓国から五十嵐さんのもとに嫁いできた。民団山形県本部の朱帝圭事務局長は「夫婦とも民団によく協力してくれた」と話している。
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岩手・宮城の同胞に大きな被害なし
14日朝の地震発生と同時に管内の宮城、岩手の両民団本部は休日返上で団員の安否確認に追われた。これまでのところ、人的被害は確認されていない。
岩手の姜英萬事務局長は、地震発生直後の午前10時30分から民団本部に詰め、内陸部在住の団員宅を中心に電話した。
電話はしばらくの間かかりにくい状態が続いたものの、午後3時ごろから少しずつつながり始めた。翌15日にかけて対象者となる団員宅の3分の2について大きな被害のないことを確認したと話している。
(2008.6.16)