掲載日 : [2008-06-28] 照会数 : 11373
地方参政権求めデモ 民団大阪・此花
[ 北韓に拉致問題の早期解決や核の完全放棄を求めるプラカードも ]
北韓の拉致糾弾、核放棄も
共生社会構築へ 支部単位では初
【大阪】民団大阪・此花支部(鄭弘支団長)は22日、永住外国人への地方参政権付与の必要性と北韓の暴挙に対する同胞の怒りを地域住民に知ってもらおうと、地元の大阪市此花区内を示威行進した。沿道からは「ご苦労さまです」といった拍手も送られた。
集会で鄭支団長はアピール文を読み上げ、①「永住外国人に地方参政権を付与せよ」②「北朝鮮は拉致被害者を帰国させよ」③「北朝鮮は核を完全放棄せよ」の3つのスローガンを訴えた。行進は民団此花支部関係者が中心だが、民団大阪府本部と婦人会大阪府本部からも役員らが応援に加わり、総勢約100人になった。
一行は劉孝一同支部監察委員長の先唱のもと、3つのスローガンを叫びながら此花公園を出発、千鳥橋駅前を通って西九条上公園までの約1・4㌔を練り歩いた。沿道からは「日本に住んでいくうえで、外国人に地方参政権を付与してもいいと思う」「拉致問題にも触れてくれて、日本人としてうれしく思う」といった声も聞かれた。
鄭支団長は、「日本での共生社会構築と、未来志向的な韓日友好親善関係を望んでいるとの民団の立場を声を大にして訴えることで、今年こそは地方参政権獲得が実現できるようがんばりたい」と語気を強めた。また、金秀民団大阪本部事務局長も「各支部のローカル色にあわせ、今日のデモ行進が他の支部にもつなげることができたらいい、そういった意味では意義あること」と話していた。
地元のいなみ哲男前衆議院議員も激励に訪れ、「地方参政権は基本的な市民権の問題であり、同じ地域住民として外国人にも必要な権利だ」と強調した。
(2008.6.25 民団新聞)