掲載日 : [2008-06-28] 照会数 : 12676
「参政権」バックアップ 権哲賢大使
[ 歓迎会で民団の役割に強い期待を表明する権哲賢大使 ]
民団歓迎会で強調
民団中央本部が主催する権哲賢駐日大使歓迎会が18日、都内で開かれ、全国から200余人の民団幹部や駐日企業の代表らが駆けつけた。
鄭進団長は歓迎辞を通じて「北韓の核や日本人拉致、さらには歴史認識問題など、韓半島と日本の間には問題が山積している。韓日関係の悪化が在日同胞の実生活に悪影響を及ぼす現実を踏まえ、韓日の友好関係を望む在日同胞の立場から、権大使の強力な指導力と民団の団結した力で画期的な韓日新時代を築いていこう」と述べた。
韓日議連の幹事長など要職を歴任し、日本通として知られる権大使は、在日同胞の権益擁護と本国への貢献に尽力した民団の60余年間の実績を高く評価した上で、「在日同胞社会はこれまで民団を中心に発展してきたが、今後は日本に定着し始めたニューカマーの諸団体とも友好を深め、時代の変化に対応できる組織に変わらなくてはならない」と要望した。
韓日関係については、「過去の歴史的事実を簡単に忘れることはできないが、過去にしばられすぎると前に進むことができない。アジアの時代を築くには、主人公となる韓日が連携し、役割を果たさなければならない」と強調しながら、駐日大使として地方参政権獲得など民団の要望を積極的に後押ししていくことを約束した。
(2008.6.25 民団新聞)