掲載日 : [2015-08-26] 照会数 : 6941
<朴大統領慶祝辞>「離散家族」早期解決へ…北に名簿交換など提案
朴槿恵大統領は15日、ソウル世宗文化会館で開催された第70周年光復節記念式での演説で、「真の光復は民族の統一を通じて完成される。南北は過去の傷を癒やし未来に向かって一緒に進んでいかなければならない」と強調。北韓に対して「挑発と威嚇で体制を維持しようとする迷夢から覚めるべきだ」と改めて核開発と挑発の中断を促すとともに、6・25韓国戦争前後に生き別れた南北離散家族の再会問題の解決に向け、年内に離散家族の名簿交換を行うことなどを提案した。
4日に非武装地帯(DMZ)の韓国側で北韓が埋めた地雷が爆発した事件について、朴大統領は、休戦協定と南北間の不可侵合意に反するとした上で「政府は国民の安全を脅かす北のいかなる挑発にも断固として対応する」と力説。「民族分断の苦痛をさらに増大させる挑発と核開発を直ちに中断して、軍事的緊張緩和と信頼構築の道に向かうべきだ」と呼びかけた。
朴大統領は、南北離散家族の再会問題について、「いくら情勢が厳しく理念が対立していても、人道的見地から南北が根本的な解決策を模索すべきだ」として、離散家族の生死確認がその第一歩になるとの考えを示した。
(2015.8.26 民団新聞)