掲載日 : [2016-02-10] 照会数 : 9622
北のミサイル発射糾弾…中央団長談話発表
総連本部前で抗議行動も
北韓が7日に長距離弾道ミサイルを発射したことに対し民団中央本部は同日、呉公太団長名で「韓国をはじめ自制を求める内外の声を無視し、韓半島のみならず世界の平和と安定を脅かす暴挙に対し、私たちは断じて許すことができない」との声明を発表した。
声明は「北韓による相次ぐ軍事行動によって、韓半島に極度の緊張がもたらされていること」に抗議。「北韓は1月6日にも核実験を強行して世界中から非難を浴びたばかりだ。核やミサイル開発に費やす膨大な時間とカネがあるならば、まずは飢餓にあえぐ住民を救済すべきだ」と強調した。
同時に、総連に対して「北韓に盲従するだけの御用組織から脱し、北韓に対して核・ミサイル開発を即刻放棄するよう強く促し、平和統一のために対話のテーブルに着くよう働きかけなければ、その存在価値がないことを知るべきだ」とし、「同じく在日を生きる者として、ともに北韓の暴走を食い止めるよう立ち上がる」ことを求めた。
翌8日には、林三鎬民団中央副団長をはじめ東京都内の民団役員らが東京・千代田区の総連中央本部会館前で緊急抗議行動を行った。東京本部の李寿源監察委員長が抗議文を朗読し、全員で「北韓はミサイル開発を中止せよ」「北韓は核兵器を放棄せよ」「北韓は拉致問題を解決せよ」とシュプレヒコールを行った。門を閉ざしていたため抗議文は、李監察委員長が門の下から差し入れた。
(2016.2.10 民団新聞)