

韓国発のミュージカル『MURDERER』が、7日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。ドイツの劇作家ゲオルク・カイザーの『メデューズ号の筏』(1945年)をベースに、設定を戦争中の収容所に置き換え2019年に韓国で初演。韓国オリジナル・ミュージカルが日本で人気を集めているが、その中でも異色の作品である。
物語は、爆撃の音が鳴りやんだとき、収容所には6人の子供たちが閉じ込められていた。彼らを発見した大人は「必ず助けにくる」と言い残し、わずかのビスケットと水を放り込み去っていく。極限状態の中、希望と絶望とともに生き抜こうとする6人の7日間を描く。
戦争とは、大人の責任は、人間の尊厳とは、そして生き続けることとは?大人たちが生み出した戦争の中、廃墟に残され生死と向き合う子供たちを通し、現在、世界中どこにでも存在する深いテーマを、ミュージカルの力をかりて問いかける。演出・松崎史也、大阪出身で通訳・翻訳業で活躍する在日3世、みょんふぁが同作品の翻訳を担当。
『MURDERER』は3月7~15日、東京・本多劇場で。入場料一般1万1000円ほか。https://ae-on.co.jp/murderer2026/