掲載日 : [22-03-11] 照会数 : 6407
韓日関係改善へ相互協力…尹錫悦当選人、岸田首相と電話会談
[ 岸田首相と電話会談する尹錫悦時期大統領当選人(写真:国民の力) ]
尹錫悦次期大統領当選人と岸田文夫首相が11日、電話会談を行い、韓日関係の改善や北韓核問題の解決協力に共感したと、韓国の各メディアが伝えた。
通話は午前10時30分から約15分間進められた。金恩慧当選者報道官によると、岸田首相は電話通話を通じて当選祝いのメッセージを伝えた。
これに対し尹錫烈当選人は「お祝いの電話に感謝する。特にきょうは東日本大震災から11年。犠牲者とご家族の皆様、被害を受けた皆様に深くお見舞い申し上げる」と述べた。
続いて尹当選人は「韓国と日本は北東アジア安保と経済繁栄など今後、力を合わせなければならない未来課題が多いだけに両国友好協力増進のため共に協力していこう」と求めた。
また、「両国の懸案を合理的に相互共同利益に符合するよう解決していくことが重要だ」とし、「就任後、韓日米3カ国が韓半島問題関連協調をさらに強化していくことを期待する」と明らかにした。
金報道官は「韓日両国の未来世代青年たちの相互文化理解と交流増進の必要性に言及した尹当選人と岸田首相が就任後、早い時期に首脳会談が実現するように努力することで意見が一致した」と伝えた。
岸田首相は電話後、記者団に対し「尹次期大統領に当選祝賀を表すとともにリーダーシップに期待し、韓日関係改善のため共に協力したいと述べた」と明らかにした。
これについて尹当選人も「韓日関係を重視しており、関係改善のため共に協力する」と述べたと伝えた。
岸田首相は「(この電話で)韓日はお互い重要な隣国であり、国際社会が大きな変化に直面する中で健全な韓日関係は規則に基づいた国際秩序を守り、地域と世界の平和と安定を確保する上で不可欠であり、ひいては韓米日3カ国の協力が重要だと述べた」と付け加えた。
あわせて、「尹次期大統領と大陸間弾道ミサイル(ICBM)をはじめとする北韓のミサイルと核開発問題、日本人拉致問題などについても緊密に協力することで合意した」と述べた。
韓日両国は、日本軍慰安婦や強制労働などの問題で対立し、1965年の国交正常化以降、最悪の関係という評価を受けている。