掲載日 : [21-03-05] 照会数 : 11376
民団東京・新宿支部「日本語教室」開講
[ 開講式で高隆博支団長が激励のあいさつ ]
民団東京・新宿支部(高隆博支団長)は4日、「日本語教室」を開講した。団員の半数近くを占めるという新定住者からの要望に応えた。初日は婦人会支部から5人が受講した。
辺恵聖さん(66、婦人会新宿支部常任顧問)は「(日本語を)なんとなくしゃべれるのと本格的に読み書きできるのとは違う」と動機を語った。韓国在住時、高校1年生の時から漢字を学ぶ機会がなくなり、いまも苦手意識が抜けない。「ハングルだけだと意味が分からないし」とも明かした。
参加者のなかでは最年長の康文江さん(80)は「事情があって幼少期のころに勉強できなかった」という。電子辞書を持参してやる気満々の姿勢を見せていた。
授業は7月22日までの5カ月間。毎週木曜日午後2時から2時間。受講料2万円(団員優遇制度あり)。講師は留学先の東京外国語大学で博士課程を修了した徐明煥さん。ソウル大学で教員課程も取得した。現在は民団新宿支部の団員でもある。
開講式には高支団長と婦人会支部の李瑩美会長が参席し、激励のあいさつを述べた。