掲載日 : [21-08-06] 照会数 : 8391
安全と平和の世界を誓う…広島で原爆犠牲同胞慰霊祭
[ 追悼辞を述べる李英俊民団広島本部団長 ]
[ 追悼辞を述べる呂健二民団中央本部団長 ]
【広島】第52回韓国人原爆犠牲者慰霊祭が5日、広島平和公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で執り行われた。例年約300人が参列するが、昨年に続き今年も新型コロナウイルス対策のため規模を3分の1程度に縮小した。主催する民団広島本部の李英俊団長と役員、民団中央本部の呂健二団長、林始興駐広島韓国総領事や被爆団体の関係者、国会議員、広島県・市議会議員など約130人が参列した。
原爆投下から76年を迎え、死没者名簿には今年新たに死亡が確認された13人を加えた2786人が奉納された。
李団長は追悼辞で、「広島地域の安全と平和な世界、核のない世界の実現に努力したい」慰霊碑前に誓った。呂団長も「戦争の悲劇を2度と繰り返してはならない。広島の歴史と在日同胞の歴史を次世代に継承していこう」と述べ、6月に着任したばかりの林総領事も「2度と東北アジアと韓半島で戦争が起きてはならない」と述べた。
同日、午後5時50分頃には、公明党の山口那津男代表ら同党の国会・県・市議会議員らが韓国人原爆犠牲者慰霊碑を訪れ、林総領事、呂中央団長、李広島団長らと献花したあと、懇談の時間を持った。