掲載日 : [20-11-13] 照会数 : 10589
韓日祝祭・イン・ソウルもオンラインで
[ 金徳洙さんらによる「ハンウルリム芸術団」のサムルノリと韓国初の民間国楽団「楽音国楽団」のライブ ]
[ 出演者やボランティア、おまつり関係者らによる「よさこいアリラン」 ]
韓国と日本の文化交流を進める毎年恒例のイベント「韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)2020・イン・ソウルl」が10日、新型コロナウイルスの影響によりオンラインで行われた。「心あわせて乗り越えよう」をテーマに伝統芸能など多彩な公演が披露された。
韓日祝祭は、韓国と日本が共同で主催する最大規模の文化交流行事で、2005年に韓日国交正常化40周年を記念して初めて開かれた。2009年からは、ソウルと東京で交互に開催され、ことしで16回目を迎える。
今年は9月26日に開かれた日本での「日韓交流おまつり・イン・東京」と同様、会場には観客を入れず、韓国側のライブ公演と日本側の録画映像などを組み合わせて配信した。
韓国側実行委員長の孫京植氏、日本側実行委員長の呉公太氏、佐々木幹夫氏の3人に朴良雨文化体育観光部長官、冨田浩司駐韓国大使による開会メッセージで幕開けした。
孫氏は韓日の外交的懸案が長期しているが、これを改善するためにも、民間交流をさらに強化していくことが大切」としながら、「国内外の逆境の中でも未来志向的な両国関係の構築と発展に寄与するイベントになるよう願う」と述べた。
冨田浩司駐韓国大使は映像でメッセージを寄せ、「コロナの逆境でも開催できたことは草の根レベルでの交流発展に重要な意義がある」と強調。朴長官も「韓日祝祭が友情を積み重ねるうたげになることを期待する」と語った。
金徳洙さんらによる「ハンウルリム芸術団」のサムルノリと韓国初の民間国楽団「楽音国楽団」のライブ公演に続いて、日本の芸術団体のパフォーマンスが披露された。
韓国人と日本人メンバーで構成されたアイドルグループ「アイズワン」の祝賀ビデオメッセージと公演ハイライト映像も配信された。
フィナーレでは、出演者やボランティア、おまつり関係者らによる「よさこいアリラン」のパフォーマンスが繰り広げられ、両国が分かち合った友情を明日へとつなげていくことを誓い合った。