掲載日 : [2018-12-19] 照会数 : 6788
婦人会の発展誓う…神奈川と京都で創立70周年式典
[ 婦人会神奈川の創立70周年式典(横浜市内のホテル) ] [ 京都の式典で花束を贈られる功労会員(右) ]
婦人会神奈川本部(金久美子会長)と婦人会京都本部(金和子会長)が創立70周年の節目を迎えた。記念式典ではそれぞれ、将来を見据えてこれからも会活動を発展させていくと誓いあった。
人と人の絆深めルーツを大事に
【神奈川】婦人会神奈川本部は14日、横浜市内の会場に県本部をはじめ、7支部の役員と会員、中央本部、東京本部の役員ら約200人を集めた。民団神奈川県本部から李順載団長、徐玉出議長、金京必監察委員長らも同席した。
金会長は「私たち2世以降の世代が本名を名乗り、出自を明らかにして生きることができるようになったのも婦人会、民団があったからこそ」と謝意を表明。「人と人との絆があればこそ、今日までやってこれた。価値観が多様化しても、ルーツを大事に会活動を100年先も続けてほしい」と期待を込めた。
婦人会中央本部の朴善岳会長は「今年は韓日パートナーシップ宣言20周年だ。宣言内容を順守し、韓日の友好関係維持・発展に民団と婦人会が手を携えていこう」と強調した。
本部創立70周年の土台を築いた崔房任(湘中)、裵在粉(湘西)、丘礼子(南武)、花村貞子(同)、李貞和(川崎)、金渕子(横浜)、朴順徳(鶴見)氏7人の功労者に感謝状が贈られた。崔さんは「亡夫とともに組織活動に60年以上関わってきた。次世代にも誇れる歴史を継承したい」と会の発展ぶりに目を細めた。
功労会員に花束5人に「京都団長賞」
【京都】婦人会京都本部は4日、京都市内のホテルで創立70周年を祝った。婦人会中央本部から朴善岳会長を迎え、民団京都本部から金政弘団長、駐大阪総領事館からは梁宰國副総領事が参席した。
金会長は「皆さんとともにこれからもっと婦人会を発展させていく」と決意を語った。婦人会活動に功労のあった会員6人には役員が花束を手渡した。このうち5人には金団長が「団長賞」を贈った。
この日の式典は同本部の2018年度を締めくくる送年会も兼ねており、会員ら220人が参加した。全員に70年の足取りを写真で振り返る記念誌が配られた。
(2018.12.19 民団新聞)