掲載日 : [2017-11-15] 照会数 : 5293
文大統領、来月訪中…首脳会談で関係改善合意
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためベトナム・ダナンを訪問した文在寅大統領は11日夕方、中国の習近平国家主席との首脳会談の冒頭で、「両国が外交当局間の協議を通じ、あらゆる分野での交流と協力を正常化することで合意したことをうれしく思う」と述べた。
「雨降って地固まる」とのことわざに言及し、「韓中関係は一時的に厳しかったが、一方でお互いの大切さを再確認する時間だった。両国間で失われた時間を取り戻せるよう共に努力しよう」と強調した。
文大統領と習国家主席はこの会談で、文大統領が来月に訪中して再度首脳会談を行い、両国間の未来志向の関係構築を包括的に議論することで一致した。また、北韓の核問題の平和的な解決を目指し、さまざまなレベルでの戦略対話を強化することでも合意した。
文大統領は13日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席するためフィリピンを訪れ、中国の李克強首相と会談した。米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡り冷え込んだ韓中関係が本格的に修復に向かう模様だ。
(2017.11.15 民団新聞)