掲載日 : [2010-12-22] 照会数 : 4351
王秀英さんに「韓国文学賞」 在日初、韓国文人協
[ 受賞スピーチの王秀英さん
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在日詩人の王秀英さんが、「韓国文学の発展に寄与した」として第47回韓国文学賞を受賞した。同賞は本国で発表された詩や小説、戯曲、随筆など、幅広いジャンルの中から毎年優れた作品を選定し、その作者に贈っている。基本的に本国でデビューして30年以上の文人を対象としているだけに、在日社会から受賞者が出たのは極めて異例という。
今回、受賞対象となった王さんの作品は、韓国語の詩集「月と星と異郷の詩」で、今年10月に韓国で出版された。授賞式は8日、ソウル市のプレスセンターで行われた。賞牌と賞金を贈られた王さんは、「在日にもかかわらず、選んでくれた韓国文人協会に在日への深い思いを感じています」と喜びを語った。
37年、釜山市出身。61年文壇デビュー。76年、「主婦生活」社の駐在特派員として来日。『祖国の切手にはいつも涙が』で第14回尚火詩人賞(96年)、『朝鮮人の傷痕』で第33回月灘文学賞(98年)など受賞。日本語の詩集では最近、2冊目となる「パンソリ」を出版したばかり。
(2010.12.22 民団新聞)