全国に広がる「タイガーマスク運動」に共鳴した同胞が18日、東京・新宿の東京韓国学校に文房具類を届けていたことがこのほどわかった。中身はノート1400冊、ボールペン2400本、消しゴム1200個、鉛筆削り600台など。約20個の段ボール箱に収められていた。
贈り主は「伊達直人」ならぬ「兪吉濬」。贈り主の代理人を名乗る男性3人が車で届けた。手紙には、「伊達直人を名乗る方々の心温まる善意の数々を拝見し感銘を受けました」「我々同胞にも出来ることはないかと考え微力ながら支援させていただきます。子供たちの未来の為に役立てていただけたら幸いです」と書かれていた。
兪吉濬は著名な独立運動家で、初めて日本に留学した人物でもある。愛国啓蒙運動を推進、1909年には国語学史上初の文法書である『大韓文典』を刊行したことでも知られる。
(2011.1.26 民団新聞)