掲載日 : [2021-01-27] 照会数 : 4702
「友好促進に最善尽くす」姜昌一大使が着任し語る
[ 姜昌一大使 ]
姜昌一・新駐日大使が22日、成田空港に到着し、「韓日両国の友好協力の促進、強化のため最善を尽くす」と記者団に語った。
姜大使は慰安婦問題をめぐる2015年の韓日合意について、韓国政府は破棄しておらず「有効だ」としたほか日本政府による10億円の拠出のほか、両国が協力して被害者の名誉と尊厳を回復するための事業を行うとの条件が含まれていることに関し、両国が新たな組織を設けて事業を議論すべきとの見解を示した。
これと関連し、韓国政府が設立して日本政府が10億円を拠出した「和解・癒やし財団」の解散後、基金が余っていることを取り上げ、「両国政府がその金も合わせて基金を設立する問題について話し合うべきではないか」と述べた。また、韓国政府は慰安婦合意を破棄してはいないとし、財団の解散は理事長や理事らが自ら辞任したことによるものだと強調した。
姜大使は、日本政府が新型コロナウイルス感染症対策として義務付けている2週間の待機期間を経た上で、正式な活動を始めることになる。
(2021.01.27 民団新聞)