掲載日 : [2021-02-10] 照会数 : 4737
「心の傷を癒すということ」劇場公開とコラボで行政が啓発活動へ
神戸市・兵庫県「心の健康電話相談」
【兵庫】映画「心の傷を癒すということ」の全国公開に合わせ、神戸市がコロナ過で心の悩みを抱える人たちのための啓発活動に乗り出した。同映画制作委員会と神戸市・兵庫県・JR西日本・神戸フィルムオフィスによるコラボ企画で、神戸医師会の協力を得て実現した。
啓発ポスター=写真=には「心がつらい、苦しい」と感じた時に相談できる「神戸市心の電話相談」(078・371・1855、平日10時30分~16時30分)と「兵庫県いのちのサポ‐トダイヤル」(078・382・3566、平日18時~翌日8時30分、土日祝24時間)を記している。
今回の企画推進の原動力となった神戸市精神保険福祉センターによれば、昨年の夏以来、心に悩みを抱える人たちからの問い合わせが急増しているという。映画のモデルとなった在日韓国人、故・安克昌さんは、自著『心の傷を癒すということ』のなかで「一本の電話が、文字通り〝命綱〟となることもある」と「心のケア」における「電話の重要性」を論じていた。
神戸市では市内の小・中・高・特別支援学校、公民館・図書館など市の関係施設、市医師会、広報掲示板などに掲示した。
映画は神戸市内のOSシネマズミント神戸、シネリーブル神戸で12日から公開される。
(2021.02.10 民団新聞)