掲載日 : [2021-04-14] 照会数 : 5404
名古屋韓学が保育園…今秋開園へ地域貢献めざす
[ 園内のイメージイラスト ]
【愛知】学校法人愛知韓国学園名古屋韓国学校(張永植理事長、朴巨容校長)が懸案としてきた保育園事業に乗り出す。昨年12月、公益財団法人児童育成協会から「2020年度企業主導型保育事業(運営費)助成決定」の内示通知書を受け、本格的に始動した。
園名は「コスモス保育園」。3階建て名古屋韓国学校の1階に開園。園児がのびのびと、遊びの中から自然な形で学びあう場にしたいという。募集定員は0歳から2歳まで19人。将来的には3、4歳児も対象とする。
3年前、専務理事だった朴校長はじめ同学園の理事会関係者一行が、大阪市住吉区にある白頭学院建国学校を視察して感動したのが始まり。毎月1回理事会を開き、どのように運営していくのか、情報を共有しながら開園に向けて協議を重ねてきた。6月に着工し9月には開園する予定だ。
朴校長は「同胞児童のアイデンティティーを育むうえで、幼少期の教育は大事。地域社会への貢献につながれば」と期待を寄せている。民団愛知本部の朴茂安団長は「名古屋韓国学校での保育事業構想は3年前に新校舎を設計・建設する時からの懸案だった。無事、目標どおり今秋に開園ができるよう、民団としても最大限に応援していきたい」とエールを送っている。
開園時間は月~土曜日9~19時。園児とともに保育士・オープニングスタッフを募集している。 問い合わせは名古屋韓国学校(052・452・0321)。school@ngo‐kangaku.net
(2021.04.14 民団新聞)