掲載日 : [2021-07-07] 照会数 : 4311
セルフオーダーや配膳ロボ 焼肉業界も非接触へ
[ 焼肉ビジネスフェア2021の会場 (東京・池袋サンシャイン文化会館で) ]
焼肉をはじめとする肉料理を扱うすべての外食店・飲食業界向けの専門展示会「焼肉ビジネスフェア2021」(同実行委員会主催)が7日まで東京と大阪で開催された。出展社は両会場合わせて430社650小間を数えた。
会場ではコロナ禍の「ニューノーマル時代」とあって、「セルフオーダーシステム」を提案する企業が目立った。居酒屋や回転寿司などではすでにおなじみだが、焼肉業界で導入が始まったのはここ数年のことだという。
メニューの閲覧は市販のタッチ式タブレットから閲覧するか、スマホで卓上客席の二次元バーコードを読みとる方式が一般的。これで注文から会計まですべて完結する。
店側は「業務の効率化」を図ることができ、余力を料理や接客の強化に回し、顧客満足度の向上を図れるという。会場で「タッチパネルオーダーシステム『シェルパ』」の導入を提案していたある担当者は「コロナが追い風で、焼肉店からの問い合わせが増えている。店での声かけが苦手な人にもお勧め。これからの新常識をめざしたい」と話していた。
こうした非接触接客・業務効率化・アフターコロナ対策の進化系として配膳・運搬ロボットや料理を乗せてレール上を自走する新型ロボットまで登場した。
(2021.07.07 民団新聞)