掲載日 : [2021-07-07] 照会数 : 4070
韓国留学の勧め51大学から誘致…東京で「博覧会」
[ 各大学の留学案内パンフを手にとる来場者(韓国文化院) ]
単なる観光旅行で飽き足りないなら…オンラインでも
日本から韓国へ語学留学を希望する人たちに各大学と学科の最新情報を提供するオンラインイベント「韓国留学博覧会イン日本2021」(韓国国立教育院主催、東京韓国教育院主管・運営)が4日まで3日間、東京・新宿の韓国文化院で開かれた。参加校は外国人留学生を受け入れている国内の著名な大学51校。日本では2015年以来6年ぶりの開催となった。
韓国語学留学はK‐P0Pやドラマで魅力に取りつかれたシニア世代を中心に盛り上がりを見せている。駐日韓国大使館の説明によれば、韓国に留学する日本人はいまや年間1万人に達するほど。今年も4万人が受験する見込みだという。日本からの海外留学希望先としては上位4番目に入る。
各大学の受験案内、大学情報などを網羅したパンフは会期中、韓国文化院2階ハンマダンホールに展示された。初日の2日はユーチューブ・ライブ放映とオフラインの並行開催となり、会場は若い女性を中心ににぎわった。
イベントでは韓国に留学し、韓国国内で「おうちコリア留学」と「KOREC」という2つを起業した春日井萌さんがネットを通じ体験を明かした。
春日井さんは「学歴偏重社会として知られる韓国国内の厳しい環境で勉強したい」との思いから高校2年生で留学を決意。結果として「行動力と積極性、精神面が強くなった」とメリットを語った。韓国語のほか英語、中国語も学び、語学力をビジネスに生かすことができた。最後に「不安は誰にもある。一歩踏み出せば将来の選択肢が広がる」とエールを送った。
ほかにも韓国留学の経験がある2人が会場に登場し、体験を語った。
ドラマにはまり、勤務先の企業を辞めてまで留学したという女性は「語学力で差別化を図れる実力がついた」ことで、結果的に再就職でも有利になったという。春日井さんと同様、「まずは飛び込んでみることが大事」と強調した。
もう1人、交換留学で延世大学に進んだという女性は「いろんな国の人たちと一緒に学び、日本にいたら経験できなかったことを経験できた。夢をかなえるためには一歩踏み出せ」と呼びかけた。
このほか、国民大学や慶尚国立大学、韓国芸術総合学校、釜慶大学などの担当者がネットを通じて次々に登場し、大学情報を公開し、会場などからの質問に答えた。
(2021.07.07 民団新聞)