掲載日 : [2021-09-30] 照会数 : 8336
高円宮杯全日本中学校英語弁論大会で在日3世が優勝
李若菜さん、秋田県予選「弁論の部」…11月25日に決勝予選大会
【秋田】「高円宮杯第73回全日本中学校英語弁論大会」秋田県予選(県教育研究会外国語外国語活動部会主催)に出場した在日同胞3世の李若菜さん(県立秋田南高中等部3年)
=写真が「弁論の部」で優勝した。同大会は中学生向けとしては日本国内最高レベルのスピーチコンテストとされる。
県予選は16日、秋田市の県生涯学習センターで「弁論の部」と「暗唱の部」に分かれて行われた。「弁論の部」には11人が出場。李さんは「名前の中に」と題して発表。小学生の時に民団中央本部主催の「オリニジャンボリー」で父祖のルーツである韓国を訪れ、現地の小学生と交流した体験を話した。
審査の結果、内容・英語力・表現力の合計で最高点を獲得した。
父親の亘さんは「弁論大会でジャンボリーの楽しかった体験を話したいと言っていた。韓国語は話せないが、身振り手振りで意思疎通を図ったようだ」と語った。
李さんは11月25日に東京港区の赤坂区民センターホールで行われる決勝予選大会(北部日本地区)に出場する。
◆「自信をもって堂々と話せた」…李若菜さんの話
自信をもって堂々と話すことができた。緊張したが、楽しかった。全国大会ではいちばん伝えたい部分を理解し、声や表情などで聞き手に伝わる発表を目指したい。
(2021.09.29 民団新聞)