掲載日 : [2021-11-10] 照会数 : 4073
目指せ「料理達人」韓食大家料理大会 日本で初開催
[ 屋外に展示され、来場者の注目を集めた3人の料理 ]
趙善玉料理研究院が企画
ソウルの市庁広場で毎年開催されてきた大韓民国料理フォーラム主催の「韓国韓食大家の料理大会」が5、6の両日、東京・目黒区の焼肉&Cafe「ZENDAMA」で行なわれた。今年はコロナ禍で中断したため韓国国内にある全支社ごとに執り行うことになった。日本では唯一「韓食大家」として任命された趙善玉料理研究院の趙善玉院長(大韓民国韓国料理フォーラム日本支社長)が企画した。
出場者は流石皇甫(発酵部門)、星野久美子さん(韓国伝統料理部門)、高京愛さん(韓・和菓子部門)の3人。趙院長が「大韓民国料理フォーラム」に韓食大家の「ジュニア」として推薦し、認められた。「韓食大家」の下の称号「料理達人」の座をめざして自慢の腕を披露した。
流石さんは発酵のエキスパート。韓国伝統の手法に日本の発酵技術を加味した。例えば水キムチは酒粕とみりんを使った。発酵は「健康の源」とアピールした。
星野さんは大同江のおもてなし料理として知られる「ボラのスープ」や「平壌温飯」をはじめとした北韓料理に挑戦した。高句麗から伝わる王族の開城料理とビジネスマン向けの平壌料理を対比させたのが目新しい。
高さんが出品した「韓和菓子」は日本で学んだ和菓子に韓国の味を生かしたオリジナル。テーマは「童心」だ。当時3歳の愛娘の描いた絵から触発されたというお菓子は見るからに愛らしい仕上がり。
「大韓民国料理フォーラム」での審査結果は12月1日に発表される。
期間中、日本にいながら韓国に行った気分を味わえる「韓国フェスティバル」も同時開催された。(2021.11.10 民団新聞)