話題の新作から不朽の名作まで約100本の韓国時代劇の魅力を紹介する『韓国ドラマで学ぶ韓国の歴史2016年版』(キネマ旬報ムック)がこのほど、キネマ旬報社から刊行された。
「本格時代劇到来」では編集部が注目する2作品を取り上げている。朝鮮建国の立役者を描いた「鄭道傳(チョン・ドジョン)」は混沌とした高麗末期を背景に、末端官吏が理想の国家建設を目指すも、夢半ばにして命を奪われるまでの35年間が描かれる。徹底した時代考証によって作られた見応えたっぷりの作品。
朝鮮朝21代王・英祖と思悼世子の親子の関係を扱った「秘密の扉」は、王が息子を米びつに閉じ込め、餓死させた事件の真相を新解釈で描いている。ミステリー要素も取り入れた作品だ。
「時代劇と歴史超解説」は各時代の王の系図をはじめ、写真もふんだんに使われている。
定価1500円+税。 問い合わせはキネマ旬報社編集部(03・6439・6487)。
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(2015.9.30 民団新聞)