掲載日 : [2016-03-30] 照会数 : 4573
「朝鮮工芸の美」4月2日から…日本民芸館が80周年特別展
「創設80周年特別展 日本民芸館所蔵朝鮮工芸の美」が4月2日から6月12日まで東京・目黒区の同館で開かれる。
所蔵する朝鮮朝時代の工芸品の多くは、創設者の柳宗悦(1889〜1961)が、1910年代から30年代にかけて蒐集したもの。
その活動を支えたのは浅川伯教・巧兄弟だ。兄の伯教は柳と陶磁器の出会いをつなぎ、弟の巧は柳と韓国の人たちとの結びつきを深めることに尽力した。柳は2人との出会いを契機に、民衆の日常品のなかに美を見いだし、後の民芸美学につながる思索を深めていく。 特別展では朝鮮朝時代の優品約300点を、一堂に紹介する。「染付鉄砂窓絵花鳥文壺」(写真=上)、「染付秋草文面取壺」(写真=下)、「龕室(厨子)木製漆塗」を含む、陶磁器、絵画、木工品、石工品、金工品など。
10〜17時開館。月曜日休館(ただし祝日の場合は開館し、翌日休館)。入館料一般1100円、大高生600円、中小生200円。
問い合わせは同館(03・3467・4527)。
(2016.3.30 民団新聞)