【西東京】民団西東京本部(徐洪錫団長)と婦人会西東京本部(鄭照子会長)は20日、秋夕節に合わせて東京都東村山市の国立ハンセン病療養所多磨全生園を合同で慰問した。入所者自治会の金相権会長をはじめとする多くの関係者の出迎えを受けた。
同胞扶助団体「互助会」の代表が、「こうして来てくださったことをなによりうれしく思っています。来年も忘れないで来てください」とあいさつすると、徐団長は「この施設があるかぎり、民団は必ず訪問します」と力強く約束した。
金会長によれば、同園で暮らす同胞のハンセン病回復者は毎年少しずつ減っており、現在は一時期の約4分の1足らずの25人でしかない。年齢は70〜90歳代で、最高齢者は97歳。園内で唯一の楽しみという文化活動も後遺症や歩行が困難なために限られ、体が不自由でも声が出せるカラオケぐらいという。
(2013.9.25 民団新聞)