【鳥取】71年前の鳥取大地震で犠牲となった韓国人徴用労働者とその家族、地域住民合わせて65人を祀る第72回忌慰霊祭がこのほど、被災現場の旧岩美鉱山供養塔(慰霊碑)前で営まれた。民団鳥取本部(薛幸夫団長)の主催。
祭文を読み上げた薛団長は、「この地で起きた社会的惨事を語り継ぎながら、韓日はおろか東アジアの友好と平和実現のためにさらなる努力を傾ける」と誓った。また、広島韓国伝統芸術院(朴裕恵代表)のメンバーが民謡アリランに合わせ「鎮魂の舞」を披露した。
式典には駐神戸総領事館の李成権総領事をはじめ地元荒金町の榎本武利町長、県議会議員ら70人が参席した。
岩手県でも慰霊
【岩手】第2次大戦中に韓半島から徴用され、岩手県内で死亡した161人の冥福を祈る第19回追悼碑慰霊の会がこのほど、岩手産業文化センター敷地内(岩手郡滝沢市)に建つ「追悼之碑」前で営まれた。婦人会岩手本部の朴吉子会長が、「韓半島の平和と安定、そして韓日親善友好のため尽くしていく」との金盛義民団岩手本部団長の誓いの言葉を朗読した。
(2014.10.8 民団新聞)