既存業務拡充図る
【兵庫】民団兵庫本部(李圭燮団長)は4日、地方本部としては全国で7番目となる「みんだん生活相談センター兵庫」を開設した。
李団長は「兵庫では以前から専門家による生活相談を行っていたが、これを機会に名称を統一し、拡充して運営することとなった。これまで以上に団員の生活向上のためのセンターとなるように尽力したい」と抱負を述べた。
民団中央本部から激励に駆けつけた金昭夫相談センター所長は、「民団の模範事業として韓国外交部からも高い評価を受けている相談センターに兵庫本部が歩調を合わせてくれたことに敬意を表する」と謝辞を述べた。
兵庫の専門相談員は15人。このうち、開設式に参席した韓検治弁護士、金勇秀司法書士、高竜弘社会保険労務士、金成男行政書士・社会保険労務士は全員、地元の兵庫県出身だ。地域に密着した相談員といえる。
自己紹介のなかで高社労士は、自身が若くてまだ社労士としての仕事が少ない時に民団本部でアルバイトをしていたというエピソードを明らかにし、「少しでもその恩返しができればという思いもある」と控えめに決意表明した。
兵庫本部は95年に発生した阪神淡路大震災における被災を契機として、兵庫韓商が専門委員会を設置。団員に身近な生活相談を行って来た長い実績がある。3機関役員と傘下団体長ら25人が参席した。
相談業務は毎月1回。問い合わせは随時、同本部(078・642・6303)または各支部へ。
(2015.8.15 民団新聞)