掲載日 : [2015-09-09] 照会数 : 5938
浮島丸爆沈から70年…殉難の地で追悼集会
[ 金一志さんらによる慰霊の舞 ]
【京都】解放直後の1945年、青森県大湊港から韓国釜山に向かっていた浮島丸が、寄港先の舞鶴湾で触雷のため爆沈してから今年で70周年。同胞犠牲者524人を追悼する集会が8月24日、事件現場を見下ろす舞鶴市の殉難の碑公園で行われた。
主催したのは浮島丸殉難者を追悼する会(余江勝彦会長)。民団京都本部(河相??団長)と婦人会京都本部(郭敬條会長)関係者、地元市民を含め380人が参列した。
余江会長が碑を前に、「事件から教訓を学び取り。平和の確立に向けてこれからも式典を続けていく」と約束。同胞を代表して民団舞鶴支部の金英王支団長と総連京都本部の李時雄副委員長も追悼文を読み上げた。行政からも塩崎恭久厚労相と京都府知事、舞鶴市長らが式辞を寄せた。
また、韓国茶道協会の尹道心京都支部長による献茶があり、韓国伝統芸術院の金一志さんが慰霊の舞を捧げた。最後に参者全員が海に向かって花を投げ入れ、黙祷した。
(2015.9.9 民団新聞)