【西東京】民団西東京本部(全實団長)は8日、婦人会西東京本部(鄭照子会長)とともに東京・東村山市の国立ハンセン病療養所多磨全生園を慰問した。同園で余生を送る同胞は約30人。
ほぼ全員、全快の身だが、高齢化に伴う多くの疾患を抱えている。いまなお根強い社会的偏見にもさらされており、外出する機会も少ない。それだけに民団の慰問を心待ちにしていたという。
懇談の席では渡日以来の苦労を語り、民団と婦人会の役員も熱心に耳を傾けていた。この日、民団は参鶏湯、婦人会からは和菓子のセットが贈られた。全団長個人も自費で全員にお茶菓子をプレゼントした。
(2015.9.16 民団新聞)