掲載日 : [2015-11-05] 照会数 : 5993
韓日関係改善全面で進展を…呉公太団長談話
朴槿恵大統領と安倍晋三首相による初の韓日首脳会談が2日、ソウルで開かれ、3年半の空白に終止符を打った。
開催までに時間は要したものの、国交正常化50周年の記念すべき年に必ず実現をと訴えてきた韓国民団としても、素直に喜びたい。
両国間の懸案になっている旧日本軍の「慰安婦問題」について、両首脳は早期の妥結に向け交渉を加速させることで一致した。また、各分野で両国の関係改善に努力することを確認した。
私たちは、日本による「植民地支配と侵略」の過程で生まれ、戦後70年を経た今もなお苦しむ慰安婦たちのこれまでの人生と、高齢である現実を直視し、一日も早く解決されるよう改めて求めたい。細かい法律論理にこだわることによって、いつまでも過去を解きほぐさないでいるのは賢明ではない。
韓日関係の悪化にともない、日本ではこの間、「嫌韓」言論や、在日韓国人を標的としたヘイトスピーチが氾濫してきた。首脳会談を契機として、それらが沈静化し、両国が国と市民どうしのレベルで未来志向の関係に進むことを、在日韓国人たちは切に望んでいる。
(2015.11.4 民団新聞)