掲載日 : [2015-11-12] 照会数 : 5914
民際交流の輪広がる…東大阪国際フェスタ20周年
[ 民団関係者も加わってパレードを先導する ]
祝賀パレードに民団も
【大阪】「アジアの出逢い」「世界の出逢い」の場を合い言葉に「東大阪国際交流フェスティバル」(NPO東大阪国際共生ネットワーク、同フェスティバル実行委員会主催)が初開催から20回目を迎えた。節目となる今年のフェスタは3日、三ノ瀬公園で開かれ、昨年を上回る7000人の市民を集めた。
特設ステージでは婦人会大阪本部(金秋江会長)の同好会、オモニコーラスが「プルンヨルメ(青い果実)」など3曲を披露。また、白頭学院建国中学高校の伝統芸術部は韓国伝統舞踏「夢舞(ムーブ)」を披露した。
午後からは東大阪市立長堂小学校からパレード隊がスタート。今年は20周年企画として青年プロジェクトを構成。民団布施支部(張守男支団長)の「オリニバン」の子どもたちの農楽隊や東大阪日中友好交流会など、昨年を大幅に上回る200人が公園まで約1キロを練り歩いた。
出店コーナーでは婦人会布施支部が豚キムチやチヂミ、「オリニバン」の保護者は焼き鳥を販売した。
第1回目から重責を担い、現在は実行委員会の特別顧問を務める呉龍浩さんは、「ここ東大阪市にはたくさんの外国人が住んでいる。このフェスティバルも外国人というのではなく、同じ地域住民という認識のもと、市のイベントとして定着している。お互い民族、国籍、文化の違いを認め合い、共生社会をつくっていこう」と呼びかけた。
東大阪市の野田義和市長は、「東大阪で学び、働いている多くの外国の人たちが仲良くし、強い絆で大きな輪を築き、30回、40回と続いていくよう育てていこう」とエールを送った。
(2015.11.11 民団新聞)