掲載日 : [2020-07-29] 照会数 : 7219
第75周年光復節記念式典、規模縮小して開催へ…各地方本部
[ 昨年の光復節中央式典 ]
今年8月15日の第75周年光復節記念式典は、各地方本部とも新型コロナウイルスに備えて細心の感染予防策を講じ、規模を縮小して開催することが分かった。大手地方本部は参加者の枠を絞り、役員だけで開催するところがほとんど。神奈川と愛知では一般同胞のため、ユーチューブでライブ配信することになった。
中央記念式典は芸能アトラクションや抽選会はなし。参加者は役員だけに限定する。
大阪でも支部は3機関長と事務部長までとし、一般は呼ばない。参加者は150人を想定。会場は密にならないように2㍍のソーシャルディスタンスを確保しており、大阪韓国人会館の規模からして「ちょうどいいかんじになる」。抽選会では家庭訪問に役立つ電気自転車や支部会館が憩いの場となるようなDVDプレーヤーなどの豪華賞品を検討している。光復75年を考える記念映像も制作中。
式典ライブ配信
神奈川は民団本・支部役員と傘加団体の長だけに限定して式典を行う。全体で30~50人規模と見られる。一般同胞にはユーチューブでライブ配信し、式典当日の午前中をメドにマスク100枚と消毒液を届ける。
愛知でも会場に参加できない一般同胞のために式典の模様をライブ配信する。
兵庫は役員を中心に140~150人規模で開催。会場は400人収容可能なため、3密対策は十分。式典を終えてオリニ教室の発表会や中学生のK‐POPグループやプンムルグループによる文化公演を予定している。第3部で抽選会も行う。
福岡は本部主催で開催の予定だったが、3密を避けて各支部単位での開催となった。
青森は例年どおり屋外での開催。オリニ運動会も予定しており、家族一緒に楽しめるよう工夫している。山形は市内の鈴川コミュニテイセンタ‐で。式典後、婦人会本部が心づくしの手料理でもてなす。山梨は参加者を会館収容率の半分に制限した。
3・1式典も併行
コロナ禍で開催できなかった3・1節記念式典を並行して開催するのが宮城、静岡、群馬、新潟などだ。宮城はあえて仙台市内の広い会場を確保した。群馬は太田市でバーベキュー。新潟は会場の仕切りを取り外してホールをフルに使う。
西東京は一足早くお盆休みの8月7日、栃木と埼玉はそれぞれ8月8日、茨城は8月10日の開催。栃木は宇都宮市内のホテルで。茨城は30~40人規模に抑え、参加者には事前申し込みを呼びかけている。
京都は1日遅れの8月16日、京都市内のホテルに60~70人を招く。
(2020.07.29 民団新聞)