掲載日 : [2020-07-29] 照会数 : 6585
10~20代の弁士韓日友好へ決意…民団沖縄弁論大会
【沖縄】民団沖縄本部(金仁洙団長)は12日、県立博物館美術館で今年で通算14回目となる韓国語弁論大会を開いた。沖縄県日韓親善協会との共同主催。
今年はコロナ予防対策の一環として規模を縮小し、弁士も8人に絞った。いずれも10~20代の若者たちで、将来の夢や目標を熱く語った。
審査の結果、第1位には「韓国の学校に進学する事について」をテーマに発表した金城永遠さんが選ばれた。金城さんは周囲から留学するなら英語圏がいいといわれたのにもかかわらず、韓国や韓国語を愛する自らの意思を貫き韓国の大学に進学することを決めた。両国の友好に尽くすことにしている。主催者は「コロナ禍や韓日両国の政治的な緊張を切り開くような希望を感じさせてくれた」と歓迎していた。
各弁士の発音や内容面でほとんど優劣はなく、全体としてレベルの高い大会となった。読谷村から応援に来ていた男性(69)は「若い人は暗記して話す速度がすごいですね。私も来年、70歳記念で出場します」と宣言していた。
(2020.07.29 民団新聞)