掲載日 : [2020-10-28] 照会数 : 6517
「在日を語ろう」役員が意見交換…民団神奈川・南武支部
[ 出席者に意見交換を呼びかける金竜也支団長 ]
【神奈川】「みんなで在日の問題を語ろう」‐。民団神奈川・南武支部(金竜也支団長)で24日、「意見交換会」が行われた。金支団長が発起人となって呼びかけたのに対し50代を中心に役員7人が応えた。
第1回は「歴史編」。共通教材としてNHKが約10年前、シリーズで放送したNHKスペシャル「日本と朝鮮半島」から第4回「解放と分断 在日コリアンの危機」を選んだ。年代的には日本の敗戦からサンフランシスコ講和条約発効まで。主なテーマは朝鮮人の参政権停止、外国人登録令発布、民族教育の否定、日本国籍の喪失などだ。
参加者からは「過去の不幸な歴史を背景にしていまの在日社会がある」と比較的冷静に振り返る意見もあれば、「いつまで過去のネガティブにしがみついているのか」という否定的な見解も見られた。
金支団長は「意見を闘わせることで、お互いをより深く知ることができた」と語った。李正勝代表監査は「この中から民団の将来像も見えてくるのでは」と期待していた。
(2020.10.28 民団新聞)