掲載日 : [2020-12-23] 照会数 : 5392
「子ども食堂」広がる 民団京都左京支部でも開設
【京都】地域の子どもたちに温かい食事と安心できる居場所を届ける子ども食堂の運営が15日、左京支部(金高子支団長)でも始まった。民団京都本部管内では2年前から始まった南京都支部に続き2番目。
地域貢献、支部活性化
子ども食堂の愛称は夜空に輝く星「ビョル」とした。テーブルには手作りデミグラスソースのオムライスとポテトサラダ、唐揚げ、スープが並んだ。事前に広報で「ディナーを楽しもう」と呼びかけたのに恥じない豪華版となった。口コミで4家族が訪れた。
民団京都本部から調理支援に駆け付けた金政弘団長によれば、卵は民団北海道本部の金圭亮団長から無償提供された最高級品だという。100個届き、南京都支部でも食材として活用している。同支部からは高支団長をはじめとする執行委員、婦人会役員ら12人が世話にあたった。
子ども食堂は「まずは民団支部に人がたくさん集まる機会に」と金団長が各支部に呼びかけて始まった。支部活性化ばかりか地域コミュニティーへの寄与にもつながることから、手を挙げた支部には本部が「オール民団」で支援している。
金支団長は「なんとかやれそうだなという自信ができた。2カ月に1回の運営をめざしている」と述べた。
(2020.12.23 民団新聞)