掲載日 : [2021-07-07] 照会数 : 3999
BLMテーマに「在日講座」開く…民団鳥取本部
[ 実行委員長の薛幸夫さん(民団鳥取本部常任顧問)は「BLMに通底しているのは植民地主義である」とあいさつ ]
【鳥取】民団鳥取本部(黄龍也団長)は6月26日の第54回在日講座で「ブラック・ライブ・マター(BLM)」をテーマに取り上げた。
BLMとはアフリカ系アメリカ人のコミュニティーに端を発した黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える国際的な積極行動主義の運動。日本では単に、警察官が黒人を殺した事件という程度にしか理解されていないが、実行委員長の薛幸夫さん(民団鳥取本部常任顧問)は「BLMに通底しているのは植民地主義である」とあいさつした。
講師の一盛真さん(大東文化大学教授)は講演で「米国において奴隷制レイシズムは階層において見えなくされているが、その構造として社会に根根強く存在し、病理が数百年続いている」と指摘した。この後、薛さんと対談した。
(2021.07.07 民団新聞)