掲載日 : [2023-06-07] 照会数 : 1398
声楽部門 アジアから初めて、国際音コン'キム・テハンさん優勝
世界三大音楽コンクールのひとつに数えられる「エリザベート王妃国際音楽コンクール」、声楽部門で4日、韓国のバリトン歌手キム・テハンさんが優勝した。アジア圏の男性が同部門で優勝するのは史上初。
同コンクールは チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールと並び、世界中の有望な若手演奏家が優勝を求めて集う。
声楽部門の決勝はベルギーのブリュッセルで4日まで行われた。
キム・テハンさんは2000年8月生まれ。今大会の決勝に進出した12人のうち最年少で、昨年9月にデビューしたばかりの新星。
21年に韓国のコンクールで頭角を現し、昨年からはスペインやドイツ、イタリアで開催された国際コンクールで特別賞を受賞するなど舞台を世界に広げた。今回、世界的な権威を誇るコンクールで頂点に立ち「K-クラシックスター」の誕生を知らしめた。
キム・テハンさんは「コンクール準備のため音楽に没頭していた。舞台を楽しむ気持ちで臨んだため、フレッシャーは感じず、楽しく歌った」と感想を述べた。
(2023.6.7民団新聞)