「実現へ国民運動」
朴世逸・韓半島先進化財団理事長(ソウル大学国際大学院教授)は1日、東京・港区の民団中央本部を訪問し鄭進団長らと懇談した(右から2人目)。その後の記者懇談会(民団中央組織局主催)では「韓半島の先進化と統一問題」について講演した。
朴理事長は、東北アジアの未来について、永久平和・発展・繁栄の地域となるか、葛藤・対立の新冷戦地域となるかは韓半島の先進化統一の成否にかかっていると強調。「韓日間には過去いろいろなことがあり、過去の過ちに対する日本側の反省が必要だが、未来に向けた共同行為がもっと重要だ。その一つが韓半島の統一であり、新たな東北アジア時代を開くために両国が協力しなければならない」と主張した。
同時に「韓半島の先進化統一は東北アジアの永久平和・発展・繁栄に寄与する。日本の未来も韓半島の統一にかかっている。新東北アジア時代を迎えるために韓日が積極的に協力し、中国及び米国を説得しなければならない」と述べた。
韓半島先進化財団は「21世紀韓国の新たな国家目標」として「韓国の先進化と韓半島の統一」を掲げ、その実現のための全国民的統一運動の推進を謳っている。
朴理事長は、「先進化と統一運動を推進するのは、今後5〜15年間に我が国が先進国へ跳躍するのかそうでなく後進国に墜落するのか、また韓半島の統一に成功するのかそうでなく失敗するのか絶体絶命の岐路に立っているため」と強い危機感を表明。
自らが創立準備委員長を務め今年4、5月の発足をめざしている「先進統一連合」について「自由民主主義、市場経済、法治主義、民族自決主義、世界平和主義に立脚した韓半島統一時代を早めるために、先進的な統一運動を展開する」と明らかにした。朴理事長は、海外同胞にも先進化・統一実現に積極的に協力、参加してほしいと呼びかけた。
(2011.2.9 民団新聞)