日本推進委が発会
呉賛益委員長「こぞって投票を」
世界で最も美しい7大自然景観を決めるイベントの最終候補(28カ所)に残った済州島の選定日本地域推進委員会の発会式が18日、東京都内のホテルで開かれた。同委員会の呉賛益委員長は「自然と人間が共生する恵みの島。11月の投票締切に向けて、在日同胞はもちろん日本人にも投票を広く呼びかけていく」と抱負を語った。約150人が出席した。
7大自然景観の選定は、スイスの非営利財団ニューセブンワンダーズ基金が主管。440カ所を対象に、1・2次の投票・審査を経て、最終候補に済州島をはじめ、南米のアマゾン熱帯雨林、エクアドルのガラパゴス、米国のグランドキャニオンなど28カ所が残った。11月10日までの電話およびインターネット投票で決定される(投票方法は別掲)。
済州島は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保護地域(02年)と世界自然遺産(07年)、世界ジオパーク(10年)の3冠に世界で唯一認定されている。人間と自然、文化、歴史が共存し、他の27候補とは違いを見せており、1月現在の累積投票結果で14位以内の上位グループにランキングされている。
汎国民推進委員会の鄭雲燦委員長(前国務総理)は「済州島にはプマシ(相互扶助)文化の美風がある。韓日両国は未来に向けたビジョンを共有し、協力によって共同利益を創出していかなければならない。日本における協力があれば、東北アジアに人類の遺産として7大自然景観地が実現するだろう」と意義について強調した。
民団中央本部の鄭進団長は「7大自然景観に選定されれば、ブランド価値を高め、海外からの観光客誘致に多大な効果をもたらす。韓国のみならず日本にも好影響を及ぼすだけに日本人の協力をお願いしたい」と呼びかけた。
済州道の禹瑾敏知事は「民団中央委員会で説明の場を提供していただき感謝している。何度でも電話が可能で累計1億票が必要といわれるが、在外同胞の多い日本、中国、米国などの協力があれば実現可能だ」と自信のほどをうかがわせた。
なお、発会式でミュージシャンの梁邦彦、日本サッカー代表の李忠成、格闘家の秋山成勲の3氏が広報大使に委嘱され、元ミスコリアのジョン・ソラさんや元参院議員の中村敦夫さんらが激励に駆けつけた。
■投票方法■
【電話】 ①010または0061+44‐75‐890‐012‐90をダイアル②英語の案内終了後にピーの音が聞こえたら、済州コード「7715」を押す。
【ネット】 ①www.new7wonders.comにアクセス②映像右下の「votenowfortheNEW7WONDERSOFNATURE」をクリック③候補28カ所から「JejuIsland」と他の6カ所を選び、右下の「ContinuetoStep2」をクリック④入会フォームの作成⑤下端の「Register」をクリック。
(2011.2.23 民団新聞)